富士行と富士塚

瀬崎の富士行

瀬崎の富士行(講)は、富士山を中心とする山岳信仰が基盤で庶民の宗教です。富士講の開祖で長崎出身の角行東覚(一五四一~一六四六)及び、中興で伊勢出身の食行身禄(一六七一~一七三三)の教えを基本とし、江戸駒込附近を元講と身禄派丸瀧講に属し、天保四巳(一八三三)巳二月銘の祭祀用具一式が、千葉県佐倉市の国立民俗博物館に寄贈されています。